良い歯並びは、見た目もありますが、明らかに長持ちします。
当施設では、その様にならないように小児のうちから、矯正治療を行って行きます。特に重要視するのは、上記の癖の除去にあります。
矯正治療の難しさ
矯正治療は、歯科医療の中で一番難しいと理事長の久保倉は思っています。なぜならば、インプラント(人工歯根)の様な場合でさえも、殆どは1年程度で終了してしまいます。 しかし成長期の矯正治療の場合は、成長の予測をしながら、何年もかかり、そして舌や唇の癖も関係してきます。
現在、流行のマウスピースによる矯正もありますが、殆どの場合、あの装置でのしっかりした矯正治療には無理があります。なぜならば、歯を3次元的に動かす事が不可能だからです。
都筑キッズデンタルランドの矯正の特色
敬友会の歯科医師は、小机、大和の歯科医院で子供さんから大人までの診療をしております。ですから、歯周病や歯に過度な力がかかる事によってどう口の中が壊れてゆくかを知っています。これには歯並びが大きく関わっています。
一見、綺麗に並んでいる歯並びでも、力学的に、奥歯が長年持たない歯並びが存在します。しかし矯正専門の歯科医院の場合、矯正治療中の数年程度しか見ていないので、20年後の患者さんの口の中を知る事がありません。
よって、私たちのように総合的に診ている歯科医師が矯正治療を行う方が、絶対に良いと確信しております。
都筑キッズデンタルランドでは、同法人傘下の小机歯科医院、くぼくら歯科での600症例以上の治療経験生かしてまいります。 下記の症例は、小机歯科医院、くぼくら歯科での症例です。
GOMメタルによる矯正治療
GOMメタルは、トヨタ自動車で開発され、産業界では、自動車はもとより、メガネのフレームやテニスのラケット、釣り具等に使われています。従来のワイヤーであるニッケルチタン合金によるものは、形状記憶性はありますが曲げることが困難でした。
よって仕上げには、曲げられるステンレスワイヤーを用い、組み合わせて治療しておりました。
しかし、GOMメタルは両者の性質を持っています。つまり曲げることができ、かつ形状記憶性を持っています。
このワイヤーを使うことにより、早い時期から3次元的な歯のコントロールが出来るようになったので、治療期間の短縮及び、小臼歯と言う歯を抜かなければならない可能性が大幅に下がりました。又、ある程度の顎位(顎の位置)のコントロールも小臼歯を抜かないでも治すことができます。
症例1(永久歯の非抜歯矯正)
前歯の歯並びを気にされて来院
下顎の前歯に叢生(ガチャガチャ)が無いので上顎を拡大して矯正
治療前
治療後
症例2(永久歯の非抜歯矯正)
前歯の歯並びを気にされて来院
下顎の前歯に叢生(ガチャガチャ)が無いので上顎を拡大して矯正
治療前
治療後
症例3
下顎の犬歯が出っ張っているのを気にして来院
この症例は上顎の小臼歯が先天欠損。よって同名の下顎の歯を抜歯をして矯正。
現在では、GOMメタルを使用すれば、抜歯をしなくても矯正が出来ますが、長期的な安定を考えると、抜歯が妥当だと思われます。
治療前
治療後
症例4(永久歯の過蓋咬合)
出っ歯が気になって来院
実は、上の歯が出っ張っているのではなく、下顎が後退していた症例。
成長発達を利用しましたので、永久歯の抜歯はしておりません。従来の日本人には少なかったタイプですが、現在小学校で検診をしますとこのタイプが非常に多いです。
治療のポイントは、背が伸びきってしまう前に治療を開始する事が大事です。そうしますとワイヤーを入れないで矯正治療を終了する事も可能な場合が多いです。
治療前
治療後
症例5(床矯正治療の後始末)
床矯正装置(入れ歯型の矯正装置)による矯正治療で治らなかった症例
他医院での、入歯型の矯正治療を受けた患者さんですが、治らないために来院。このタイプの矯正装置のみで治す事は殆ど不可能です。特に下顎にこの様な装置を長く装着しますと、顎が拡大するよりも、歯の外側への傾斜を起こし、正しい咬み合せができません。
治療としては、この装置の使用を中止して、ワイヤーによる矯正に切り替えて治療しました。マウスピースによる矯正も同じです。希にマウスピースのみで治せる不正咬合は有りますが、殆どの症例ではしっかりした咬み合せを作る事はできません。
治療前
治療後
症例6(永久歯の抜歯矯正)
永久歯抜歯症例
上下の小臼歯を抜歯した症例です。 現在では、GOMメタルの登場により非抜歯での矯正が可能な場合が多いです。
治療前
治療後
症例7(先天欠損症)
先天欠損症例
先天性欠損症の治療法の選択肢は欠損の種類、また重度によって違ってきます。
治療前
治療後