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レジン(セラミック)充填

レジン充填

虫歯になった部分を削って、白いセラミックスを詰める方法です。開発された50年程度前は、2つのペーストを練り合わせて化学反応を生じさせて固めていました。よって素早く、終了させる必要がある小児歯科には向かない側面がありまた。 しかし現在では、液状又は、ペースト状のレジンを詰めて光(可視光線)で固めますので、小児歯科では最も使われています。光の照射は10秒程度。そして、物性も年々向上してきました。

レジン充填で一番大事なのは、防湿(湿気を防ぐ)です。お子様の口の中は大人に比べて狭いです。 そして唾液も多いのです。 そして口で息をしている場合が多いです。つまり、お口の中が、お風呂場のような状態なのです。 そのお風呂場のガラスにセロテープでポスターを貼る事を想像してみて下さい。すぐに剥がれてしまいます。

これと同じ事をしているのが、小児歯科のレジン充填なのです。つまり、湿気が有るとレジンはくっつかないのです。

ですから、お子様のレジン充填による治療は、ラバーダム防湿は必須なのです。

当院では、この小児に対するレジン充填もマイクロスコープを使っての精密治療を行っております。尚、保険外の様な特別な費用はかかりません。

治療してあるのが殆どわかりません。
子供専用のレジンはなく、大人の歯(永久歯)に使用している物と同じレジンを使用します。
そのため、審美的には非常に満足のゆく治療ができます。
私ども歯科治療のプロでさえ、学校検診の様なあまり明るくない環境下では、治療のしていない歯と区別がつきにくいほどです。

使う部分を間違わなければ、あります。
咬む面だけの場合は、かなりの耐久性があります。
しかし、隣の歯と接する面(隣接面)に使用した場合、やはりその充填する体積が大きい場合、欠ける恐れが高まります。もしも大きく隣接面のレジンが欠けてしまった場合は、その欠けてしまったスペースに隣り合った歯が移動してきてしまうのです。こうなると後から生えてくる永久歯に必要なスペースが無くなってしまう場合も有るのです。その場合は、絶対に隣接面が欠けない乳歯冠にする場合が多いです。

どうしても強度に欠ける点です。
大人の場合、歯が大きい事もあり、脱落や欠ける事は少ないです。しかし子供の場合は、その危険性がいつも伴いますので、定期健診はかかせません。又、噛む面に多用した場合、耐摩耗性に欠ける場合も有ります。摩耗すると全体的な咬み合わせの高さが下がり、不正咬合の原因になる場合も有ります。

歯並びを悪くする原因になる場合があります。
大人も子供も、奥歯においては、前の歯が無くなりますと、後ろの歯は前に倒れたり、移動をします。よって、レジン充填をした奥歯が欠ける事により、後ろの歯が欠けた部分に倒れこんできます。しかも、速やかに起こります。その下から永久歯が生えてきますので、生えてくる場所のスペースが狭くなることにより、横から歯が生えてくる場合が多くなります。 白い歯の詰め物は見た目が綺麗ですが、常に欠け易いと言う欠点を認識しておく必要があります。 咬む面を全て覆うような使い方をしますと、外れなくても非常に摩耗します。そうすると、乳歯は摩耗した分、歯が伸びだしてしまうのです。当然、骨も歯肉もくっついて伸びてしまいますので、高さが殆どない乳歯になってしまいます。
このような状態の乳歯が抜けた場合、永久歯が生える高さが充分に無いため、しっかり永久歯が生えることができません。結果的には咬みあわせの低い、過蓋咬合と言う状態を作り出してしまうのです。このような咬む面を全て覆うような冠の場合は、乳歯冠にすると防ぐことができます。

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